【新井尋詞】※今回、体調不良のため参加できなくなりました

 


毎日の生活の中で使うたびに新たな魅力を発見できるような、懐の深い作品を作りたいと考えています。


作品内容:粉引の白い器や小物、絵付けの器や小物
作家HP:https://www.hiroshiarai.com
instagram:@tokona_10

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物語がたくさん詰まった新井さんの作品ですが、コンセプトやテーマを教えてください。

 

毎日使うほどに新たな良さを感じられるもの作りをめざしています。
「ジワジワくる」が大きなコンセプトです。そのために色や質感にはとても注意を払っています。

使いやすさという基本も忘れないようにしています。

 

また、現在は階段をモチーフにした装飾が多くなっています。階段はいろいろな物語の舞台になります。

その時々の心境によって、人それぞれの空想を膨らませられるように、説明的になりすぎないように気をつけています。

以前、私の作品について「ビターメルヘン」と評してくださったお客様がいらっしゃいましたが、そのとおりだと思っています。



以前、プロフィールを拝見した時に、突如陶芸を始められた印象でした。
陶芸を始めたきかっけはどういったことだったんでしょうか?

 

幼い頃は絵を描いてばかりいる子供でした。

二十歳前後の頃に常滑出身の哲学者、谷川徹三(詩人、谷川俊太郎のお父さんです)の講演をききました。

そこで「常滑焼は世界に誇れる文化である」ということを聞き、改めて地元の伝統文化、常滑焼を観るようになりました。

観て使っているうちに、自分でも作ってみたいと思うようになりました。


私のもの作りの原点は幼い頃のお絵かきです。

ですから、今作っている物は絵画的、あるいはイラスト的な雰囲気が強いかもしれません。

 

 

新井さんの動物達はとてもシンプルに見えてますが、背景の物語を教えてください。

 

どの人形も風に吹かれて微笑みながらただ立っているだけです。腕も省略しています。

微笑みも控えめなアルカイックスマイルにしています。
本当にただ立っているだけです。

そのことで、生きること、存在することそのものを肯定できたら良いな、と考えています。

もしかしたら、禅やこのところ流行っているマインドフルネスなどの考えにも通じるのかもしれません。

 

また、人形の台座にはサインとして、“ara i aqui”と記しました。これはカタロニア語で“now and here”の意味だそうです。意味が人形のテーマに合っていて、そこに私の名前(ara i)が潜んでいるので面白いと思い、そう記しています。

少し話が脱線しますが、Toti Soler(トティ・ソレール)というカタロニアのギタリストが好きで良く聴いています。

とても穏やかで間を大切にしたギターです。聴きながら人形を作ったりもします。

それもあってカタロニア語のサインを入れられるのはとても嬉しいです。

 


今回、どのような作品が並ぶ予定でしょうか?

これまでのコンセプトをさらに進化させた物を考えています。

これまでは白単色でしたが、色を加えて新たな表現をしたいと思います。

カップ、ポット、プレートなどの食器や、蓋物、人形、ブローチを用意する予定です。


来場される方へメッセージをお願いいたします。


毎日の生活に彩りや深みを感じていただけるアイテムをご用意いたします。

ぜひご覧ください。

また、お客様と直接お話することはとても大切だと思っています。

なんなりとお気軽にお声掛けください。

お会いできることを楽しみにしています。