2018.04.04 Wednesday

[ArtMACHI Museum]参加者 硝子工房桃缶さん

【硝子工房桃缶】21日参加







『変わるもの 変わらないもの』というテーマで、
主に天気によって薬液の結晶が変化する「ストームグラス」を取り入れた作品をメインで作っています。
液体でも個体でもない「ガラス状態」という不安定で透明なガラスには、
その時の「時間」を切り取ったような美しい魅力を感じています。
透明度が高く丈夫な耐熱ガラスで、持っていると毎日が少しだけ楽しくなってもらえるような作品を作りたいと願っております。

作品内容: 耐熱ガラスアクセサリー
HP:http://momocan88.wixsite.com/momocan
Twitter:@glass_momocan
Facebook:Loosey goosey
insrgram:@momocan88

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1.天気管をご存じない方のために少しだけどいういったものか、ご説明いただけますか?

天気管とは19世紀ヨーロッパで、実際に航海士が航海時に使用していた天気予報観察器です。
無色透明の薬液に発生する結晶の形状によって、近未来の天気を予想することが出来ると言われています。
大気の温度や湿度、気圧等の影響等によって結晶の形状が変化すると考えられていますが、
その仕組みは完全には解明されていません。

余談ですが、天気管は進化論を生み出したチャールズ・ダーウィンが乗船したビーグル号や、
ジュール・ベルヌの小説「海底二万里」に
登場する潜水艦ノーチラス号にも搭載されています。


2.天気管のアクセサリーや作品を作ろうと思ったきっかけとは何でしたか?

結晶の美しさに惹かれた部分もありますが、身に付けられる一番身近な物で概念的に
「時の変化」を感じられる作品を作りたかったので、天気管のアクセサリーを作ろうと思いました。
息を吹いた形で留まるガラスのボトルは、製作時の時を切り取っているように思う事があります。

その「時を切り取って」作ったボトルに日々変化する天気管の薬液を入れる事により、
同じような毎日だと感じた中にも結晶のような美しい変化がある という想いを込めました。
鉱物は温かい記憶が結晶になったイメージで入れています。

天気管での天気予報は習熟が必要のため、現代での天気予想器としては心もとない品ではありますが、
天気管の結晶を通じて時間や地球の変化を感じてもらえたらと思っています。


3.酸素バーナーで作品を作られているとの事ですが、とても危険で緊張するような工程もあるとか...
制作工程について少し教えていただけませんか?


ガラス本体の仕上げ作業が少々危険かもしれません。
アルコールが主成分の薬液なので、完全に封止しないといずれ薬液が蒸発して無くなってしまいます。
それを防ぐためガラス本体を焼き切りで完全封止しているのですが、
私が好む形状と大きさではアルコールの引火との戦いになります。
本体がもっと大きかったり、焼き切りやすい形状ならば危険は無いと思うのですが。


4.作品を作る際に、大切にしているこだわり等はありますか?

私の天気管ネックレスは完成品ではなく、
お迎え下さったお客様一人ひとりの毎日に寄り添わせて頂く事により、
初めて完成する作品だと思っています。

持っているとほんの少しだけ毎日が楽しくなれるような作品を作れたらと願っております。


5.今回どんな作品が登場する予定でしょうか。

新作は宝石の原石入りの天気管ネックレスです。
その他、氷の中に漂うイメージで作った【原寸大クリオネの天気管ネックレス】や、
ほんのり鉱物色に薬液が染まって見える【八面体蛍石の鉱物天気管ネックレス】を始め、
様々な鉱物が入っている作品をお持ちします。

もちろん鉱物無しの作品もございますので、是非現物を見に遊びに来て頂ければ嬉しいです!


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